広島復興の礎を築いた平和のかけらたち
「広島」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
人類史上初めて原爆が投下されたまち、世界に平和を発信するまち、海に浮かぶ赤い大鳥居の厳島神社があるまち…
どれも間違いではありません。
しかし、広島はそれだけのまちではありません。
広島を悲惨な原爆からいち早く復興させる原動力となったもの。
それは「ものづくり」の力です。
いまや広島は世界中、国内からも原爆が投下された悲劇のまちとして、
そして、多くの観光客が祈りを捧げ平和を願う観光地として知られています。
ですが、1945年8月6日以前の広島の姿を知ってもらいたいのです。
70年は草木も生えないといわれたこのまちの復興を支えた力強いものづくりを。
広島のものづくりはおよそ400年前に遡ります。
山間部の中国山地には日本でも随一の豊富な木材があり、
大砂鉄地帯であるその大地からは鉄の原料がとれました。
広島築城を契機に豊富な木材、砂鉄、川の物流網という地理的な条件が重なり、
たたら製鉄が操業されて、多くの鉄製品が生まれました。
また、宮島の信仰や盆地に住む農民の副業、安芸門徒から数々のものづくりが誕生しました。
それは、やがて広島の産業の柱となる造船業や自動車産業へと発展していきます。
ここでは、今も広島に息づく伝統的なものづくりの数々を紹介します。
広島の復興を支えた「平和のかけらたち」をめぐる旅をはじめましょう。
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